小学校侵入のクマ射殺→「可哀想」と苦情 地元関係者に反論を聞く

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猟友会「被害が出たら責任をとれるのか」

   また、侵入したクマを射殺したハンターが所属する飛騨猟友会の事務局長も取材に、今回の問い合わせについて、「もし人的被害が出たら責任を取れるんですか?」と語気荒く指摘する。

   その上で、射殺を決めた今回の警察の判断について、

「校庭の木に実がなっていて、クマはそれを食べていた。こうした場合は、一度追い払っても、木の実を目当てに同じ場所に戻ってくることが多い。小学校という場所を考えると、被害が出る前に殺してしまうのは、仕方がなかったのではないか」

とした。さらに事務局長は、「動物が可哀想と批判する方も多いが、私たちだって好きで殺しているわけじゃない。そこは理解して欲しい」とも訴えていた。

   なお、今回高山市や栃尾小学校にクマの射殺に反発する問い合わせがあった件は、産経WEST(産経新聞の関西版ウェブサイト)が10月12日、「『小学校庭で侵入グマ射殺』がなぜ非難される...児童の安全優先『やむを得ない判断』に『第3者』から反発の声」と題した記事で伝えている。

   こうした記事が話題となったこともあり、インターネット上でも、今回の問い合わせの内容をめぐって議論が勃発。ツイッターやネット掲示板では、

「全てにおいて適切な処置で、何が問題か分からない」
「自分は動物好きだけど、さすがに小学校にクマや野犬が現れて危機が訪れたら射殺すべきだと思う」
「非難する奴が責任もって追い払うならいいけどね」

などと地元の判断に理解を示す声が相次ぐ一方で、「人間側の一方的な都合で生き物を殺す事が正しいとは思わない」と、問い合わせの内容に共感する意見も少数ながら出ている。

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