「ハゲねたOK」と「LGBTだとNG」の狭間 保毛尾田騒動に乙武氏らが参戦

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乙武氏「あまりに不当な不利益が大きすぎる」

   こうした村本さんと駒崎氏の論争には、作家の乙武洋匡氏も11日昼に更新したブログで「参戦」。2人の意見の対立について触れた上で、

「おそらく、村本さんが言いたかったのは、『チビ』『デブ』『ハゲ』などが笑いのネタとして容認されているなか、『LGBTだけはNG』とすると、かえって差別になりかねないぞ、という警鐘だったのではないか」

と推測。続けて、「村本さんの指摘は本質を突いているとも思う」として、この点について議論を深めることが重要だ、などと訴えた。

   ブログでは、現状での「デブ」や「ハゲ」といった身体的特徴とLGBTの「違い」についても言及。乙武氏は、前者の特徴で就職で不利になったり、親に勘当されたりする事例はほとんど「聞いたことない」として、

「でも、LGBTはまだまだあるんですよ。生きていくのが窮屈なんですよ。あまりに不当な不利益が大きすぎる」

と訴えた。その上で、このようにLGBTへの理解が進んでいない状況では「ネタとして受け入れられない当事者のほうが、いまは圧倒的に多いと思う」として、

「だから、僕としては公共の電波を使ってやるネタとしては、まだ早いのかな」

と、保毛尾田騒動への見解をつづっていた。

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