福西崇史「オランダもアメリカも...厳しいな~」
大波乱の最終予選は、欧州予選も同様だった。A組3位のオランダ代表(勝ち点16)が10月11日(日本時間)、ホームで2位のスウェーデン(勝ち点19)に2‐0で勝利したが、W杯出場圏内の1位はおろか、プレーオフ進出の2位にすら届かず、本大会出場を逃した。南アフリカ大会で準優勝、ブラジル大会で3位に入った強豪にとって、実に4大会ぶりの「悲劇」だった。
チームの大黒柱・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン)は試合後、代表引退を表明した。英紙「ミラー」の報道によると、
「(代表引退は)長い間考えていたものだった。6度のトーナメント(W杯3回、欧州選手権3回)を経験できたことは誇らしく、光栄だった。最も美しい瞬間は2010年と2014年のW杯。とても親密なチーム、親密なグループだった」
とのコメントを発表したという。
ロッベンはW杯、欧州選手権ともに3回ずつ出場。スナイデルやファンペルシー、ファン・デルファールト、カイトなどの選手とともに築き上げた攻撃的なスタイルは、南アフリカ、ブラジル大会の快進撃の原動力となった。
だが、彼らが代表の試合から離れてしばらく経っており、ロッベンもついに代表引退を決断した。日本のファンもオランダ「黄金期」の終焉を見せ付けられた気がしたのか、ツイッターでは
「あああああ............。最後の黄金世代トリオがいるうちにW杯に戻れなかったか......。ファン・ペルシ、スナイデル、ロッベンみんな好きだった。寂しくなる」
「ファン・ペルシー、スナイデル、ロッベンがおった時の黄金期が見る影も無くなったんも悲しい」
「一時代に幕って感じですね...ここからオランダはどう進んで行きましょうか」
といった声が上がった。
サッカー解説者の福西崇史氏もツイッターで、
「やっぱりメッシか~...ってなるね W杯でも見られて嬉しい まさかのチリが予選敗退 オランダもアメリカも...厳しいな~」(編注:アメリカもW杯本大会出場を逃した)
と波乱尽くめの最終予選を振り返っている。