サッカーW杯予選が大荒れ 「まさかの敗退」や「まさかの逆転ゴール」

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   2018年ロシアW杯(ワールドカップ)の最終予選が荒れに荒れている。最終戦までもつれ込んだ南米予選では、前節終了時点で出場圏外の6位だったアルゼンチン代表が、メッシのハットトリックで大逆転のW杯出場を決めた。前節3位のチリ代表はこれで、6位に転落。欧州予選のA組では、前回大会3位のオランダ代表がW杯出場を逃し、永らくチームを支えたロッベンが引退を表明した。

   ネット上では、チリのサンチェス、ビダルらがいないW杯に「チリ終わった サンチェス、ビダルが...」、ロッベンの引退に「一時代に幕って感じですね...」と悲しみの声が広がった。

  • FIFAの公式サイトから(画像は、スクリーンショット)
    FIFAの公式サイトから(画像は、スクリーンショット)
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チリ敗退で「W杯半分見る価値なくなった」

   ロシアW杯・南米予選の最終節が2017年10月11日(日本時間)、行われ、6位のアルゼンチン代表は敵地で8位のエクアドル代表と対戦した。

   前節終了時点で勝ち点25のアルゼンチンが、W杯出場圏の4位以上、最低でもプレーオフ進出権を得られる5位に滑り込むためには、勝利が絶対条件だった。だが開始1分、エクアドルのイバーラがオルドニェスとのワンツーで抜け出し先制点を挙げる。アルゼンチンはこれで、最低でも2点を取らなければならなくなった。不穏な空気がただよう中、チームをW杯出場に導いたのは、大黒柱のメッシだった。

   12分にディ・マリアとのワンツーでエリア内へ侵入し、得意の左足でゴールに流し込むと、さらに20分、エリア手前で奪い返したボールを左足で振り切り、ゴール左隅に突き刺した。63分には、ドリブル突破で相手陣内に切り込み、相手GKの右手をかわすループシュートで3点目を挙げた。

   メッシのハットトリックでエクアドルに3‐1で勝利したアルゼンチンは、勝ち点28の3位に浮上してW杯出場を決めた。一方、勝ち点26の3位だったチリは首位・ブラジルに0‐3で敗れ、6位に転落。最後の最後で、W杯出場権が手の平からこぼれ落ちた。

   ツイッターなどインターネット上では、メッシの大活躍でW杯出場を決めたアルゼンチンに「この土壇場な状況でハットトリックしたメッシはやっぱすごい」と称賛の声が上がったが、一方ではチリの「悲劇」を悲しむ声もあった。

「それで代わりにチリが出られないのか...サンチェスとかブラボ見れないのは残念」
「チリ敗退かよ ビダルもサンチェスもブラボも観れへんやんけ」
「チリW杯出れんとか W杯半分見る価値なくなった」

   チリは、サンチェス(アーセナルFC)やビダル(バイエルン・ミュンヘン)、ブラーボ(マンチェスター・シティFC)など、ヨーロッパのビッグクラブで活躍するスター選手を数多く擁する。2015年、16年と2年連続で南米選手権(コパ・アメリカ)を制し、W杯では2010年の南アフリカ大会、14年のブラジル大会でベスト16に進出した強豪なだけに、悲しみの声は収まりそうにない。

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