衆議院選挙が2017年10月10日に公示され、12日間の選挙戦に入った。各党の中でも、小池百合子・都知事率いる「希望の党」が台風の目として連日メディアを賑わせている。
そんな中、小池氏が自民党時代に作詞したCD曲が、「政敵」となった今でも党本部で販売されていると話題になっている。
「今現在普通に売ってるのがすごいですね」
注目を集めるCDは、小池氏が自民党広報本部長の際に制作に携わった「いちばん、好きだから」。2010年に、党公式グッズとして販売された。
歌手のあべ静江さんが歌い、小池氏は作詞とバックコーラスを担当。バックコーラスは他に、稲田朋美・元防衛大臣や小渕優子・元経産相などが名を連ねる。
小池氏は当時の制作発表会(10年7月1日)で、
「日本がこのところうつむき加減で沈滞ムードが漂う中、もっと日本を見直して、日本を元気にしていこうと作りました」
と経緯を説明した。
なぜ今になって、7年前のCDが今になって耳目を集めたのか。きっかけは、ツイッターユーザーのなっちゃん(@yoshirikozaidan)さんが17年10月1日、
「自民党本部売店(編注:サービスセンター)にて何時発禁になるかわからないCD 買った」
とのつぶやきとともに、「いちばん、好きだから」のパッケージを写した画像を投稿したためだ。
このツイートは、10日時点で1万2000リツイートされ、
「色んな意味でレアですね」
「今現在普通に売ってるのがすごいですね」
といった驚きの声が相次いでいる。