ふだんの買い物の支払時に、「困った」と感じたことはないだろうか。財布を忘れて...なんてことはまれだろうが、誰しもが1度や2度は困った経験があるだろう。
そんな「困った」を解決してくれるのが、この2年で決済件数が倍増(※)しているというデビットカードだ。
支払に関する街頭調査を行ったところ...
支払方法は、現金派とクレジットカード派に二分
スマホ決済やビットコインなどの電子マネーが普及しつつある現代でも、日本ではいまだ現金やクレジットカードの利用者が大多数を占める。三井住友銀行とソーシャルビデオニュース(SVN)が共同で実施した街頭調査によると、「普段の支払で、多いものは何ですか?」という質問に対し、100人中50人が「現金」、43人が「クレジットカード」と回答した。
しかし調査を進めると、支払方法に関わらず多くの人が困った経験をしたことがあることがわかった。そんななか、それぞれの長所短所をカバーできるとしてにわかに注目を集めているのがデビットカードだ。デビットカードとは、使ったその場で代金がすぐに口座から引き落とされる決済用のカードのことで、近年注目を集めている。
一体どんなメリットがあるのか、支払時の困った経験や街の声と比較しながらその有用性を探る。
ATM手数料の節約にも
まず、ふだんの支払で最も多い現金。約4割の利用者が困った経験として挙げたのが、支払の際に「持ち合わせがなかった」ことだ。たしかに、現金は急な出費などには対応しづらいが、デビットカードは現金不要。所持金不足を理由に買い物を諦めることもなくなる。普段から大金を持ち歩く必要がない点も安心だ。万一、紛失や盗難に遭ってしまっても、24時間年中無休で利用停止の手続をしてくれるほか、不正利用された場合の損害補償の制度もある。
また、現金不要というのはつまり、ATMから現金をおろす手間が省けるということでもある。無料使用時間外やコンビニATMなどでは手数料がかかってしまうこともあるが、ATMの利用頻度が減るということは、そうした無駄な出費をせずに済むということでもある。キャッシュバックもあるため、現金よりも使うほどにお得だ。小銭で財布が重くなるということもない。
一方で、こうした恩恵はクレジットカードでも一緒だ。では、クレジットカードとは何が違うのだろうか。
街頭調査で、普段クレジットカードを利用している人のうち7割以上の人が「お金の管理がわかりにくい」「使いすぎが心配になる」と答えたように、クレジットカードの難点は支払が後日になることだといえよう。そのため、所持金に対してどれだけの出費があったかを把握しづらく、つい使い過ぎてしまうということもある。これに対し、デビットカードは即時決済の現金感覚で利用することができる。利用するたびにメールでお知らせが届くほか、残高や明細がスマホで確認できるためお金の管理もわかりやすい。利用額も口座残高の範囲内なので、使いすぎの心配もいらない。
「タッチ機能」の便利機能を搭載
即時決済と使いすぎ心配不要のカードという点では、電子マネーでも同じことがいえるが、どうだろうか。
支払時にこれらをおもに利用するという4人のうち、「使えない場所がある」と回答したのが2人、「チャージ金額が足りず支払いできなかった」「失くした時の心配がある」がそれぞれ1人ずつだった。ここ数年で普及が拡大してはいるものの、利用可能店舗はまだまだ少ない。デビットカードはクレジットカード同様、日本だけでなく世界中のVisa加盟店で利用することができる。チャージが不要な上、前述の通り紛失時のフォローもある。
ここまで見てきたように現金、クレジットカード、電子マネーはいずれも長所短所があるが、SMBCデビットはどの短所もカバーできるという優位性を持つ――と締めくくりたいところだが、鋭い方はお気づきだろうか。電子マネーが「タッチ式」という手軽さを備えている。
しかし、2017年7月にリニューアルされた「SMBCデビット」は、日本で初めて「iD」と「Visa payWave」の2種の非接触IC決済サービスを搭載しているのだ。万一のスキミングの不安も解消される。
タッチ機能を兼ね備えたデビットカードは今までにない新しい支払方法といえよう。実際、街頭調査では
「即時決済ができるので、使いすぎないのがいいというのが大きい理由ですね。最近iD機能が付いたので、前はサインが必要で面倒くさいなと思っていたんですけど、今はかざすだけで決済してくれるのでだいぶ利便性が上がっているのかなという気はします」
と、タッチ払いのデビットカードを支持する人もみられた。
秋から年末に向けてさまざまな出費が増えることが予想されるが、これを機に家計や日々のやりくりを見つめ直してはいかがだろうか。
詳しくはこちらから。
(※)日本銀行決済局 決済システムレポート別冊 「最近のデビットカードの動向について」(2017)より
●SMBCデビットとは、お買い物時に預金口座から即時に引き落としされる、日ごろの現金払いの代わりにお使いいただける年会費無料のVisaデビットカードです。
●SMBCデビットは、当行と三井住友カード(株)が提供するサービスです(カード発行会社:三井住友カード(株))
●SMBCデビットを解約された場合、解約時点でのキャッシュバック累計額(入金予定額)はすべて無効となります。
●SMBCデビットについてくわしくは、店頭の説明書またはホームページをご覧ください。
●「iD」は株式会社NTTドコモの商標です。
● Visaカードが使える世界中の店舗、インターネットショップの中でも、高速道路料金や機内販売、ガソリンスタンド、電気・ガス等の公共料金等はお支払いにご利用いただけない場合があります。また、iDが使える国内の店舗の中でも、飲料自動販売機等、一部店舗でのお支払いにご利用いただけない場合があります。その他、ご利用先の利用環境や、三井住友カード(株)の定めによりご利用いただけない場合があります。
● 海外でご利用いただいた場合等、ご利用店舗の処理方法によって、ご利用日の引き落としとは別に、為替レートの差異による差額分を後日引き落としまたは返金させていただく場合があります。
● 海外でのショッピング・ATM利用時のお引き落としは、「所定のレート(Visaの定める為替レート+海外事務手数料3.0%)」で円貨換算された金額がお引き落としされます。
● 海外ATM利用時は、ATM利用手数料(108円〈消費税込〉/回)およびATM設置機関所定のATM手数料がかかります。
● 海外での現地通貨引き出しおよびカード再発行手数料の引き落としについては、キャッシュバックはありません。
● SMBCデビットを解約された場合、解約時点でのキャッシュバック累計額(入金予定額)はすべて無効となります。
● iD、Visa payWave をご利用の際も、お取引金額や条件により、サインや暗証番号の入力が必要となる場合があります。