小泉氏「小池さんに心からありがとうと言いたい」
「1つ目は、小池さんのおかげで自民党は野党時代を思い出す良い機会をもらった。緊張感を思い出させてくれた。国民からの批判の声、自民党に足りないところ、厳しく突きつけてもらうことで、8年前の私の初めての選挙、野党になった時に支えてくれた皆さんへの感謝と、自民党は野党時代を忘れてはいけないということを、小池さんは思い出させてくれた。そのことに、小池さんに心からありがとうと言いたい」
小泉氏は「希望の党」という党名にも言及した。
「『希望』という言葉が使われたおかげで、真の希望とは何かを考える機会を与えてくれた。真の希望とは若い力。40歳の鈴木隼人さんは東京10区の候補者で一番若い。私と同世代で、今まで国づくりを一緒にやってきた仲間だ。鈴木隼人さんが特に力を入れてきたことは、選挙権のない若い世代にどうやって政治参加してもらえるか。小池さん、ありがとう。真の希望とは何かを、改めて考えさせてくれた」
さらに、希望の党が選挙直前に結党されたのを念頭においたとみられる、こんな発言もあった。
「選挙目当てでいろいろやっても有権者はそれを見抜くということを改めて教えてくれた。ありがとう。私たちは2020年の東京五輪・パラリンピック後以降を見据えている。政治家は次の選挙でなく、次の時代を考えるものだ」
「正々堂々、野党批判を繰り広げる選挙はせず、自民党への厳しい目線と向き合いながら、選挙のことでなく、次の時代を考えて選挙を最後までやっていく」
小泉氏は徐々に熱を帯びながらも、終始皮肉を交えていた。小池氏への「ありがとう」の言葉が出ると、集まった支持者からは拍手が沸く場面もあった。