10月13日は「じゅういさん」と読むことから「ペットの健康診断の日」――。ペットの健康寿命を延ばす予防医療の啓発活動を展開する獣医師団体「Team HOPE」(チームホープ)が、2017年10月13日を「第1回ペットの健康診断の日」としてアピールする運動をウェブサイト上で展開している。
動物は具合の悪さを本能的に隠そうとする
Team HOPEの発表資料によると、10月13日を初めて「ペットの健康診断の日」とすることは、「記念日」の認定を行なっている一般社団法人日本記念日協会に登録済みだ。子犬、子猫の成長はとても早く、また動物は自分の具合の悪さを本能的に隠そうとするため、気がつかないうちに病気が進行する場合が多い。言葉で伝えることができない動物のために、子犬・子猫の時期から定期的に動物病院に足を運び、健康診断を受けることが重要だという。
ペットの健康変化を察知するためには、飼い主の観察力が大切だが、獣医師との連携も必要。しかし、飼い主はペットのためにどんな検査や治療が必要なのかわからず、また、現在の動物病院で行われている健康診断項目は、病院ごとにばらつきがある。そこで、「Team HOPE」では標準的な「健康診断チェックリスト」を作り、サイト上に公開した。「元気がない」「睡眠に変化がある」「口臭がある、よだれが出る」などの14項目。ペットの体調やしつけ、食事、運動など日々の暮らしの中で気になっていることがあれば、記入する欄もあり、獣医師に健康診断を受ける時の参考になる。