幼児が肺炎を起こすRSウイルス 大流行からわが子を守る対策は

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RSウイルスは家族感染が一番多い

岡部所長「RSウイルスは、家族感染が一番多いのです。兄弟や父母、お爺さん、お婆さんの誰かがかかっていると、幼児にうつってしまいます。大人たちは過去に何度もかかって大丈夫になっていますが、この世に出てきたばかりの乳児は免疫がありません」

   そして、RSウイルスは、一見かぜに症状が似ているが、次の4つの特徴があるという。

(1)たんが詰まったゼーゼーというせきをする。
(2)のどがゼーゼー、またはゼコゼコと鳴る。
(3)発熱する。
(4)数時間で突然症状が悪化する。

岡部所長「かぜのようにせきをするだけなら、様子を見守るだけでいいですが、症状が悪化したら、すぐに小児科を受診してください」
有働由美子キャスター「これから気温が下がってくるので、さらに流行しないかと心配ですね。予防には何に注意したらよいですか?」
岡部所長「手洗いやマスクなどに予防効果があります。家族のだれかにかぜの症状があったら、RSウイルスを疑ってください。赤ちゃんや免疫が落ちている高齢者には近づかないこと。たとえば、親せきや知人に赤ちゃんが産まれても、かぜをひいた大人は絶対にお祝いに行ってはいけません。それから、RSウイルスは物からもうつります。かぜをひいた大人が触ったオモチャは必ずふいてから幼児に与えてください」
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