倍のカロリーまでは許す「ごほうび作戦」
クリームたっぷりのケーキや甘い大福も食べたい―そんな人に管理栄養士の小島美和子氏が勧めるのが、ノリ、コンブ、すりゴマ、きなこの「お助け食品」だ。
食物繊維や、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富なのが共通点で、血糖値が上がりやすい甘いものを食べる前に食べたり、おやつそのものに振りかけたりすると、食物繊維がプラスされて血糖値の上がり方がゆるやかになり、脂肪に変わりにくくなる。
特にオススメはコンブだ。噛みごたえがあって満足感が出るので、後に食べるものを控えられる。味付きのものでもOKだ。
ケーキにすりゴマやきなこを振りかけると、香ばしさが加わって意外と美味しい。
心理学者の今田純雄氏は「ごほうび作戦」を勧める。普段は1日200キロカロリーに抑えている間食を、週に1回程度、倍の400キロカロリーまで許容し、好きなものを食べる。
「ごほうび」の日は定期的でも、記念日など不定期に設定してもよいが、事前に計画するのが大切で、「思い付いたから今日をごほうびの日にしちゃおう」はNGだ。
番組が取材した専門家は、太らず、健康に間食を楽しむために重要なのは「間食を味わい尽くす」ことだと口を揃えた。
目で見て、鼻で香りを感じ、口で味や食感を楽しみ、そして「素敵なお店で食べている」「有名なシェフが作っている」など、頭でも味わう。脳の満足感が高まり、少量でも「食べた~!」という気分に浸れる。