「スマホが出た時も『ガラケーがある』と言われた」
秋から冬にかけての商戦は、AIスピーカーのメーカーが火花を散らすことになりそうだが、肝心の消費者はどう受け止めるか。前出のグーグルの徳生氏はWBSの番組内で、「これ(AIスピーカー)も新しいコンピューターとのかかわり方。大きく何かが変わる可能性があるんじゃないかと思う」と話した。
LINEの舛田氏は、会見で普及のハードルを問われると、「スマホが出た時も『日本にはガラケーがあるからいいんだ』という人が大半だったと思う」と指摘。だがその後、スマホは爆発的に普及した。また、かつて一部でしか利用されていなかったネット通話やチャットを、LINEは「7000万人まで普及させた実績がある」と強調。AIスピーカーも「一般家庭にどう入っていくか、だけを考えて」施策をうっていくと語った。