重大な医療ミス相次ぐ 京都と水戸

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   医療従事者によるミスで患者が死亡する事故が、京都市と水戸市の病院で相次いだ。病院側は謝罪し、いずれの事故も複数のメディアが報じている。

   京都大学医学部付属病院は2017年10月3日、薬剤師が調剤の際に薬の濃度を誤り、その薬を自宅で使用した60代の女性患者が死亡したとして、稲垣暢也病院長らが会見で謝罪した。

   患者は9月26日夜、同病院が処方した「セレン」の製剤を自宅で使用したが、背中に痛みを感じて翌27日に来院。処置を受けたがその日に死亡した。病院側が、保管していた別の製剤を調べたところ、通常の738倍の濃度のセレンが含まれていたという。

   一方、茨城県の水戸済生会総合病院でも同じ10月3日、村田実病院長らによる会見が開かれた。9月14日、69歳の女性患者の手術中に、痛み止めのモルヒネを誤って本来の10倍の量投与し、患者が死亡したことを公表、謝罪した。

   手術前、通常より多い50ミリグラムのモルヒネが用意されており、看護師が2.5ミリグラム投与すべきところを2.5ミリリットルと思い込んだのだという。看護師は事前に医師に確認したが、返事がなかったためそのまま投与した。

  • 何が起きたのか…(写真はイメージ)
    何が起きたのか…(写真はイメージ)
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