「民進党にとどめを刺した功績は大きいですよ」
山尾氏の不倫報道が出たのは、目玉人事として幹事長内定が出た直後のことだった。代表に就任したばかりの前原氏ともども、民進党は新体制で出鼻をくじかれた格好となった。また、民進党は離党ドミノに歯止めがかかっておらず、メディアからは「山尾議員不倫騒動で民進崩壊危機 5人前後離党か」(日刊スポーツ、9月9日)といった報道もあった。
その中で衆院が解散されると、前原氏は民進党から公認候補を出さずに新党「希望の党」に合流するという、事実上の解党を決断。10月5日現在、民進党は希望の党、新党「立憲民主党」、無所属の大きく3つに分裂した。
こうした流れから、山尾氏の不倫報道が民進党崩壊の引き金になったと捉える見方もある。ツイッターでは「無所属で良かった」発言が能天気だと思われたのか、
「民進党をぶっ壊した張本人が何を言っているのか」
「よく言えるな...お前が前原にとどめを刺してその流れを作ったんだろーが」
「山尾先生が起因で民進党が崩壊したと認識していますが、先生には民進党崩壊の説明責任はないんですか?」
「民進党にとどめを刺した功績は大きいですよ、山尾さん」
「しおりさんのおかげで民進、リベラルが完全崩壊しました」
といった反応が続出した。
なお一部には「政治家は何よりも政治で信頼を勝ち取るしかありません」といった激励もある。また動画では「リベラルな価値を語り続ける政治家は日本には絶対に必要だと思います」という発言もあったため、
「枝野さんと一緒に、活躍して欲しいです」
「立憲民主党には入ってもいいのではないかと思う」
と合流を促す声も出ていた。