TBS「ビビット」にBPO「放送倫理違反」の判断

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   TBS系の情報番組「白熱ライブ ビビット」が2017年1月、多摩川の河川敷で生活するホームレスの男性を取り上げた企画について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は2017年10月5日、放送倫理違反に当たると決定した。

  • 放送倫理検証委員会が発表した(写真は、BPOのプレスリリースから)
    放送倫理検証委員会が発表した(写真は、BPOのプレスリリースから)
  • 放送倫理検証委員会が発表した(写真は、BPOのプレスリリースから)

   BPOの発表によると、番組は、法律で定められた狂犬病の予防接種を受けさせずに多くの犬を飼っていたホームレスの男性を「周辺の住民に迷惑をかけている人物」と表現した。「犬男爵」とも呼び、他のホームレス男性の発言を引用して「人間の皮を被った化け物」と表現した。TBSは放送後、「不適切な表現や取材手法があった」と認め、当事者らに謝罪していた。

   同委員会は「男性の人格を傷つけるだけではなく、ホームレスの人々への偏見を助長する恐れもあるこれらの表現は不適切であり、放送倫理違反は明らかである」とした。無断で他のホームレス男性を撮影して「人間の皮を被った化け物」と放送したことも、取材対象者との信頼関係を損ねる行為だとし、放送倫理違反に当たると判断した。

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