川崎市が「無償、交通費なしでゲームを作れ!」? 「対価を払え!」「ゲームを舐めるな!」と批判集中

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仕上げはプロに有償で発注し完成させる

   担当者は取材に対し、ツイッターに告知した途端批判が寄せられたことに驚いていて、プロをタダで使おうとしている、素人にはゲームは作れない、結果的に長時間にわたりゲーム制作をすることになるから無償は許せない、といった誤解が生じていると頭を抱えていた。

   今回のプロジェクトはボードゲームを作って子供たちに遊んでもらう事によって川崎市がもっと好きになり、教育にも役立たせることを狙っている。そして現在はそのスタート時点の「ワークショップ」(参加者が知識を分け合う研究集会)に位置付けている、という。このワークショップには有償のコンサルタントを入れていて、18年2月までに完成させるけれども、それは「ワークショップ」の終了であり、その後は有償のイラストレーターなどに依頼する。そしてようやく子供たちに配布できる形にするのだという。

   「ワークショップ」の場合は報酬が発生しないのは普通だし、例えば市の総合都市計画を検討する場合など、プロのコンサルタントが一般市民として無償で参加する。そういうことと同じなのだそうだ。市の担当者は、

「今回のゲーム制作プロジェクトの進行も、至極普通の取り組みと思っています」

と話している。なお、このプロジェクトに賛同し、他県に住んでいる人が「自分の故郷だ」として参加を表明しているという。

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