【その原因、Xにあり!】(フジテレビ系)2017年9月29日放送
「緊急SOS この秋の危機ワースト20 ―あなたの命を救う方法―」
スマートフォン(スマホ)を片時も手放せない人は少なくないだろう。
食事中にお風呂の中、そしてトイレでも...。四六時中触っていると「スマホ中毒」に陥るおそれがあるが、それだけでなく「スマホ食中毒」になってしまう可能性も。
端のくぼみや裏面をしっかり除菌が吉
「スマホ食中毒」は、スマホをトイレで使うのが一因となる。
トイレの水を流すと、水しぶきが周囲に飛び、同時に細菌やウイルスが散乱する。トイレは風通しがなく、せまい室内のため、細菌やウイルスは中にとどまる。それが持ち込んだスマホに付着してしまう。
東京医科大学の中村明子兼任教授によると、スマホに付いた細菌やウイルスは大量に増殖することはないが、一度付くと1日くらいではなくならないという。
ノロウイルスやサルモネラ菌、O-157に感染している人が排泄すると、トイレにそれらのウイルス、細菌が存在しうる。トイレの後に手を洗っても、その後スマホを触れば、細菌やウイルスがまた手に付着し、食べ物を通して体内に入るおそれがある。
「スマホ食中毒」を防ぐには、スマホを定期的に除菌シートなどで拭くとよい。
細菌、ウイルスが残りやすいのは、スマホの端のくぼみや、絶えず手が触れている裏面だ。汚れがわかりやすい液晶画面だけでなく、そうした場所もきちんと拭くようにしよう。