JR新宿駅の地下通路に、「汚物」が点々と道を作っている――。2017年10月3日15時30分過ぎ、駅構内を歩いていた複数の利用客から、こんな悲鳴のような報告がツイッターに上がった。
現場を目撃した利用客の1人はJ-CASTニュースの取材に、排泄物とみられる汚物は一直線に30メートルほど続いていたと説明。その上で、「(汚物は)かなりの量でした」と驚いた様子で振り返っていた。
昼下がりの駅で「報告」相次ぐ
複数の目撃者の報告などによれば、汚物があったのはJR新宿駅の地下1階通路。埼京線ホームへと上がる階段の近くにあるトイレに向かって、汚物が点々と道を作っていたという。
「事件」が起きた時刻が平日の昼間だったこともあってか、目撃者の数はそれほど多くなかったようだが、ツイッターには、
「おい誰だ、新宿の地下通路でうんこしたやつ!」
「新宿駅に人のうんこめっちゃ落ちてて臭すぎ」
といった報告が同時多発的に上がっている。そのほか、駅構内に悪臭が漂っている、などと訴える利用客も複数出ていた。
実際、現場を目撃した男子学生(22)は10月4日、ツイッターを通じたJ-CASTニュースの取材に、
「30メートルほど大便が一直線に落ちていました(略)かなりの量でした」
と振り返る。
JR東「大きな混乱が生じたとの報告はない」
また、こうした汚物を「踏んでしまった」という20代の女性会社員も同日の取材に対し、現場の状況について、
「30メートル続いていたわけではなく、途切れ途切れで散らばっていたり、引きずられたりしたような跡が見えました」
としていた。ちなみに、この女性が履いていた靴のかかとには穴が空いていたため、汚物は靴下にまで及んでいたという。
一方、JR東日本東京支社の広報課担当者は、J-CASTニュースの4日昼の取材に対し、新宿駅構内に汚物があった今回の件について、
「今のところ、大きな混乱が生じたとの報告は入っていませんので、こちらでは把握しておりません」
と答えた。そのうえで、駅構内で汚物が発見された際の対応については、
「基本的には、発見次第すぐに清掃担当者が対応を取ることになっています」
としていた。
「30メートル」報告にネットは騒然
なお、今回の汚物をめぐってインターネット上では、一部の目撃者が「(汚物は)30メートル位」と報告したことに衝撃を受けるユーザーが続出。ツイッターやネット掲示板には、
「意味が分からない」
「30m級!?東京コワイ」
「脳が理解を拒絶してる」
といった驚きや困惑の声が相次いでいる。実際、10月4日15時時点でツイッターの検索欄に「新宿駅」と入力すると、関連ワードには上から順に「くさい」「うんこ」と表示された。