音喜多駿氏が「疑問」抱いた小池氏の言動 都民ファ大改革の「内幕」は...

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   東京都の地域政党「都民ファーストの会」から離党を検討している音喜多駿都議が2017年10月4日、報道番組に出演し、小池百合子知事や党に抱いている疑念を明かした。

   メディア出演は「厳しく規制されていた」ほか、「新人議員と食事に行こうとすると、『派閥づくり』だと呼び出されて叱責を受けた」など、党運営のエピソードを語っている。

  • 音喜多駿都議(写真は2017年6月、都議選前の「都民ファーストの会」総決起大会で)
    音喜多駿都議(写真は2017年6月、都議選前の「都民ファーストの会」総決起大会で)
  • 音喜多駿都議(写真は2017年6月、都議選前の「都民ファーストの会」総決起大会で)

メディアには「事実上出られない状態」

   音喜多氏や上田令子都議が離党を検討していることは3日に浮上。4日の「モーニングCROSS」(TOKYO MX)に電話出演した音喜多氏は、要因として、都民ファ元代表で現在特別顧問をつとめる小池知事の姿勢に「疑問を持った」と話している。

   築地・豊洲市場や東京五輪など都政の問題が山積する中、知事の小池氏が「希望の党」を旗揚げして国政進出をうかがうのは「全然順番が違う」と指摘。また、党代表の選出方法が「ブラックボックス」と揶揄された都民ファについて、「小池知事は『いつどこで誰が決めているか分からない都政を打破する』と言ってきた。そんな我々がいま、同じ穴のムジナだ」と嘆いた。希望の党にもこう言及している。

「我々は情報公開の徹底や、しがらみのない政治を訴えて都議選を戦った。ところが内部でもそれらが達成できていない。この状況で国政進出しても、希望の党が掲げるスローガンが達成できるかと言われれば、極めて疑問だと率直に思う」

   都民ファ議員はメディア出演やアンケート回答に消極的な対応をとっており、党から締め付けがあるとの見方もある。これについて音喜多氏は

「議員によってレベル差はあったと思う。少なくとも私はメディア出演が厳しく規制されていて、事実上出られない状態だ」

と明かした。さらに、

「新人議員と食事に行こうとしたら、『分派活動、派閥づくりの行動』だということで呼び出され、党役員から厳しく叱責を受けた」

とのエピソードも話した。

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