枝野幸男氏が立ち上げた新党「立憲民主党」が2017年10月2日夕、公式ツイッターアカウントを開設した。翌3日昼段階で、既にフォロワー5万人を獲得するなど、勢いをみせている。
一方、同じく新党で小池百合子都知事が代表を務める「希望の党」は、9月26日に公式ツイッターアカウントを開設するも、フォロワーは1800人程度にとどまっている。
リプライにも違いが
立憲民主党のツイッターのフォロワーは3日昼現在、5万8000人超とその数を着実に伸ばしている。対する希望の党は、約1800人と伸び悩んでいる。他政党と比較しても、自民党11万人、公明党7万人に次ぐフォロワー数となっており、民進党にも倍以上の差をつけている。
両者の違いはフォロワー数だけでなく、最初の投稿から他ユーザーの反応が全く違うのも特徴だ。
「公式アカウントです。よろしくお願いします。#立憲民主党 #枝野幸男」
「皆様、はじめまして。希望の党です。こちらのTwitterアカウントを使って様々な情報をお届けしてまいります。#希望の党」
前者は168コメント・4645リツイート・3919いいね、後者は25コメント・94リツイート・68いいね(いずれも3日昼現在)と、その差は歴然としている。立憲民主党のリプライ(返信)欄には声援が多く寄せられている一方、希望の党には揶揄する発言が並ぶ。
運用法にも大きな違いがある。希望の党は開設1週間で、前出のものも含め3ツイート。党のプロモーションビデオを紹介するものと、記者会見時の集合写真を掲載するのみだ。
他方の立憲民主党は、すでに50以上のツイートをして大いに活用している。記者会見の中継を宣伝するだけでなく要点を書き起こしたり、ツイッターユーザーからの声援や質問に答えたりするなど、SNSの利点である身近さや発信力を有効利用している。
なお、どちらもプロフィール欄で「公式」を名乗ってはいるものの、公式マークは付いていない。しかし、立憲民主党のツイッターには、枝野氏の公式マーク付ツイッターから移ることができる。また、希望の党は、9月27日の結党会見の際に公式ツイッターの立ち上げも発表しており、URL表記も同一であるため、いずれも公式ツイッターと見なせそうだ。