世界で最も辛い唐辛子の開発者 さらに自身の記録を上回る新種を開発

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   2017年6月4日にJ-CASTヘルスケアで、ギネス世界記録「世界で最も辛い唐辛子」に認定されている品種を上回る辛さを持つという唐辛子「ドラゴンブレス」を紹介した。

   しかし、早くもこのドラゴンブレスをさらに上回る唐辛子が登場したと、複数の海外メディアが報じている。

   ドラゴンブレスは唐辛子の辛さを示す単位「スコヴィル値」が248万に達するとされているが、今回登場した新たな唐辛子は318万だという。

  • ペッパーXを紹介するカリーさん(右端)(画像はFirst We Feastの動画キャプチャより)
    ペッパーXを紹介するカリーさん(右端)(画像はFirst We Feastの動画キャプチャより)
  • ペッパーXを紹介するカリーさん(右端)(画像はFirst We Feastの動画キャプチャより)

気道を損傷する可能性が

   ドラゴンブレスを上回った唐辛子を開発したのは、米国にあるPuckerbutt Pepper Companyという唐辛子製品を製造するメーカーのオーナー、エド・カリーさんだ。今のところ唐辛子の名前は決まっておらず、「ペッパーX」という仮名が与えられている。

   当たり前のように100万単位の数値が出てくるので比較しづらいが、一般的に辛味づけに使われるタバスコソースのスコヴィル値は約2500~4000。激辛唐辛子としてよく知られているハバネロでも約10~30万で、ジョロキアになってようやく約100万だ。

   318万と言う数値の辛さは想像もできないが、護身用に使われる唐辛子スプレーでも200万程度であることを考えると、何らかのダメージを受けてもおかしくない辛さだと思われる。

   カリーさんも米グルメ情報メディア「First We Feast」が9月19日にユーチューブ上で公開した動画に登場し、

「唐辛子を最もホットに楽しめるのは(チリ)ペッパーですが、ペッパーXをその状態で使うのは危険すぎます。気道を損傷するなど、致命的なダメージを負いかねません」

と説明。

   激辛食品愛好家たちが集まる「Heatonist」というサイト上でペッパーXを使用し、安全な辛さに調整したチリソース「Hot Ones」を販売しているという。ちなみに、初回生産分の1000本は2分で完売したそうだ。

姉妹サイト