「正直な人だと思うけど、頼りなさを感じる」
この若狭氏発言を受け翌2日、松井府知事は、若狭氏が「政治の世界に入ってまだ短期間」で、発言については「ちょっと未熟なところがあるんじゃないか」と指摘した。具体的に「次の次」という表現については、有権者は「何言ってるの?」と思うのではないか、との見方も示した。朝日新聞(ネット版)などが同日、伝えた。
同じ2日の菅義偉・官房長官の午前の会見でも、若狭氏発言に関連して質問が出た。小池氏の立候補については、政府としての見解は控えるとしながらも、「堂々と出馬宣言して」考え方を示し、政策論争をする必要があると述べた。さらに、若狭氏の「次の次」発言などについて、「非常に驚いたんですけども」「都民や国民の皆さんは、どう思われるのでしょうね」と、苦笑まじりに答えていた。
若狭氏発言や、それに対する松井知事による批判発言の報道を受け、2日のツイッターには、
「未熟だし、バカ正直だよね」
「若狭さんは正直な人だと思うけど、頼りなさを感じる」
「(次の次を目指すのは良いが)それを当事者が言ってはいけない」
「口が軽いなー」
といった、若狭氏に批判的な声が相次いで寄せられていた。中には、
「松井さん、維新も未熟よ」
といった指摘も出ていた。
若狭氏は、元検事のいわゆる「ヤメ検」。2014年12月の衆院選で、比例東京ブロックから自民党公認(比例単独)として初当選。16年夏の東京都知事選への小池氏の転出を受けた秋の補選(東京10区)で、自民党公認で当選した。その後、自民党を離党している。