若狭氏「(小池氏出馬)次の次」発言にツッコミ 松井府知事「未熟」、菅長官「非常に驚いた」

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   小池新党「希望の党」で候補者調整などに当たっている若狭勝・前衆院議員が、同党代表の小池百合子・都知事の国政立候補について、「次の次ぐらいの時」とテレビ討論番組で発言した。

   前提として、「政権交代の見通しがあれば(小池氏が)国政に出ることもあり得る」とも述べており、若狭氏発言は要するに、「今回は政権交代は目指さない、と仰った」(自民党の塩谷立・選挙対策委員長)ということだ、との受け止め方も広がった。この若狭氏発言を受け、日本維新の会代表の松井一郎・大阪府知事は「未熟なところがある」と、あきれた様な反応を示した。

  • 若狭勝・前衆院議員(2017年6月1日撮影)
    若狭勝・前衆院議員(2017年6月1日撮影)
  • 若狭勝・前衆院議員(2017年6月1日撮影)

NHK「日曜討論」で持論展開

   若狭氏は2017年10月1日、NHK「日曜討論」で各党の代表・担当者らと共に出演。小池知事の衆院選対応について「今回は出ないのではないかと思っている」との見通しを示した。

   小池知事は、9月25日の「希望の党」の結党宣言の会見の際、「これは政権選択選挙になる」と述べている。政権選択を掲げる事と今回の衆院選に立候補しない「ズレ」について質問されると、若狭氏は

「政権交代をいつ目的(編注:目標の意か)としているか、ということがある」
「今回の選挙において、確実に政権交代になるという見通しがあるんであれば、そこで小池代表が国政に出るということもあり得る」
「(現在の調整中の話を踏まえて言うと)次の次?ぐらいの時に確実に交代出来るような議席数に達する、という思いでいるとすれば、今回の選挙に(小池代表が)出るということでなくても構わない」

などと述べた。司会者は「次の次」について、「今回の衆院選の次」という意味かと確認、若狭氏は、そうだと認めた。

   これを聞いた自民党の塩谷立・選対委員長はすかさず、「今回は(政権交代を)目指さないと仰った」と、つっ込みを入れた。若狭氏は「目指さないと断言したわけではない」として、候補者数との兼ね合いだと反論したが、塩谷氏は「(目指さないと)そう言ったですよ」と、請け合わなかった。

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