「ロシアンゲート」との関係を警戒?
FBは9月6日、ロシアが関与したとみられる「偽アカウント」から広告が約2年間にわたって掲載されていたことを明らかにしたばかり。「偽アカウント」が発信していた広告の多くは、大統領選や特定の候補への呼びかけに関するものではなく、LGBT(性的少数者)、人種、移民、銃規制といったイデオロギーを問わず、社会的、政治的に意見が分かれるメッセージを増幅させることに焦点が置かれていたという。
これらの事実は、16年秋の大統領選でトランプ陣営に対してロシアの関与があったとされる、いわゆる「ロシアンゲート」でFBも悪用されたとされる指摘を受け、検証作業を進める中で発覚した。トランプ氏が「ロシアンゲート」をめぐる動きを警戒する中で、今回のFB批判につながった可能性もある。
なお、トランプ氏のツイッター投稿は約1万5000回リツイート(拡散)され、6万3000回「いいね!」がついたのに対して、ザッカーバーグ氏のFBの書き込みは1万5000回シェア(共有)され、22万回以上の「いいね!」がついた。