あくまでも推計値ではあるが
研究にはいくつか限界もある。まず、身体活動の内容は自己申告に基づくため、こなした量や種類が不正確な可能性がある。また、低所得国では医療記録自体が不正確な可能性もあり、研究チームは病気の発症状況が過大もしくは過少になっている懸念を示していた。
その他にも食事が与える影響や、そもそも調査に参加している人たちがその国の生活状態を示す代表的なサンプルではない可能性もあり、研究チームも「今回の数値はあくまでも推計値に過ぎない」としている。
しかし、どのような形であれ定期的な身体活動が健康に良いことは間違いない。ウォーキングやサイクリング、筋トレはハードルが高いと感じているなら、毎日徹底的に家事に取り組んでみてはどうだろうか。身の回りは綺麗に、体は健康になるかもしれない。