スタジオジブリの人気アニメ映画「天空の城ラピュタ」(以下、「ラピュタ」)が2017年9月29日、「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で放送される。今や恒例行事となった「バルス」一斉ツイートに向け、朝からそわそわとした動きが見られる。
ツイッターサーバーの耐久性を心配する声もあがっているが、ツイッター社はこのお祭り騒ぎにどう備えているのだろう――。
世界新記録更新なるか
ジブリ作品の中でも人気が高く、地上波放送の度に高視聴率を記録する「ラピュタ」だが、ここ数年ですっかり恒例化したイベントといえば「バルス」一斉ツイートだろう。映画のクライマックスで主人公らが唱える滅びの呪文「バルス」を、視聴者が同じタイミングでツイッターなどにそろって投稿するというものだ。
11年と13年の放送時には、ツイッターの秒間ツイート数が世界新記録を更新(13年は14万超ツイート)しており、日本中のツイッターユーザーが一致団結する機会ともいえるだろう。「金曜ロードSHOW!」の公式ツイッターでも、「リアルタイムでみんなで盛り上がればさらに楽しめるはず」と、SNSとの連携を想定しているかのような告知をしていた。
今回の放送は2016年1月以来、1年8か月ぶりの16回目。例年同様、今回も劇中で「バルス」が唱えられるシーンでは、ツイートが急増することが予想される。NTTデータでは、「ラピュタ」放送中にツイートされる「バルス」をリアルタイムで計測・グラフ化してニュースサイト「イマツイ」上で発表し、盛り上がりの様子を発信するサービスを実施する。これによると、17時30分計測時には5000近く「バルス」がつぶやかれている。