人気アニメ「けものフレンズ」(けもフレ)のたつき監督降板騒動が、同作品のキャラクターデザインを担当した漫画家・吉崎観音(みね)氏に「飛び火」した。
たつき監督の続投を求めるユーザーが、吉崎氏のツイッターアカウントに「あんたもなんか喋れ」などと八つ当たり。そして、ある「情報」で「黒幕説」が出回ると非難が殺到。ついに、吉崎氏をよく知るある監督が口を開いた。
「コメント出さないのはそういうことかと勘繰っちゃいますよ?」
まずは2017年9月25日、たつき監督が投稿した「けものフレンズのアニメから外れる」というツイート。すでに発表されている次期アニメにも携わると思っていたファンは、説明と続投を求めた。しかし、たつき監督からは29日夕時点まで新たなツイートがない。
そこでファンが押し寄せたのが、「けもフレ」のキャラクターや世界観のデザインを担当している吉崎氏のツイッター。最新(29日夕時点)の22日、21日のツイートにリプライが殺到した。
「あんたもなんか喋れ」
「たつき監督降板の真相を教えて下さいお願いします」
「コメント出さないのはそういうことかと勘繰っちゃいますよ?」
などと、八つ当たりともお願いともつかないツイートが続いた。
27日未明には作品制作委員会「けものフレンズプロジェクト」が降板騒動についてコメントを発表。たつき監督が所属し、1期アニメ制作を担ったヤオヨロズ(東京都中野区)が「辞退したい」と申し出たため、次期アニメの「制作体制は一から模索」中だとした。
この情報に納得のいかないファンは多かったようで、議論は再燃。同時に吉崎氏へのリプライもヒートアップした。
「今けものフレンズが壊れていますが、どう思っているのか言わないというのは卑怯だと思います」
「他人を蹴落として食うメシはうまいか?」
などと誹謗する言葉も少なくない。