リベラル派「排除されないということはございませんで、排除いたします」
今回の衆院解散を受けて行われる総選挙では、民進党の候補予定者は全員が離党し、希望者は「希望」に公認申請することになっている。ただし、小池氏は9月29日の会見で、
「(民進党『リベラル派』が)排除されないということはございませんで、排除いたします。というか、取捨じゃないですね、絞らせていただくということです。それはやはり安全保障、憲法観が、根幹が一致していることが、政党を構成する上で構成員として必要最低限のことではないか」
と述べ、公認申請しても拒否されるケースがあることを明言。これに加えて、「希望」の細野豪志衆院議員は28日夜、
「三権の長を経験された方については、ご遠慮いただいた方がいいのでは」
と述べた。
海江田氏や菅氏では小選挙区で勝てる可能性が低く、わざわざ「希望」の公認候補として出馬させるメリットは小さいとみられる。そういった中で、小池氏のような「勝てる」候補を投入する可能性がある、というわけだ。
海江田氏が「希望」に公認申請するか、「希望」の公認が得られるかは現時点では明らかではない。一方の菅氏については、細野氏の方針が変わらなければ「希望」から出馬する可能性は皆無。無所属での出馬を余儀なくされるが、過去2回の選挙の結果を踏まえるとこのまま議員生活を終える可能性が高い。