タトゥーに医師免許「必要」 有罪判決受けた彫り師に話を聞くと...

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   タトゥー施術に医師免許が必要かどうかが争われた医師法違反事件で、大阪地裁は2017年9月27日、有罪の判決を下した。

   判決報道を受け、ツイッターなどには「タトゥーに医師免許?」などと驚きが広まっている。裁判を闘った彫り師の増田太輝氏に現在の心境などについて話を聞いた。

  • タトゥーに医師免許「必要」(画像はイメージ)
    タトゥーに医師免許「必要」(画像はイメージ)
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ホリエモン「業界団体は頑張って枠組みを認めさせるか...」

   報道によると、医師法違反の罪に問われたのは、大阪府吹田市の彫り師・増田太輝被告(29)。14年7月から15年3月までの間に医師免許なしに客3人にタトゥー施術をしたとして、15年8月に略式起訴された。翌9月に略式命令を受けたがこれを拒否し、正式裁判を求めた。弁護側は「表現や職業選択の自由を侵害する」などと主張していたが、判決は「保健衛生上の危害を生じるおそれがある」として違法と結論付けられた。罰金15万円(求刑罰金30万円)が言い渡されたが、弁護側は即日控訴した。

   医師法ではタトゥーの施術に関して明示されておらず、医療行為に当たるかどうかが争点となっていた。増田被告は衛生管理に努めており、これまで健康被害を訴えた客はいなかったという。

   「医師免許が必要」との判決には、世間一般にも驚きや懐疑の念が広がり、

「タトゥーは芸術?医療?」
「医師免許持った彫り師なんているの」
「日本からタトゥーの彫り師がいなくなるぞ...」
「彫り師の免許取得じゃダメなの?」

など、様々な感想や意見のツイートが相次いだ。実業家の堀江貴文さんもツイッターで、

「まあ業界団体は頑張って枠組みを認めさせるか、海外に行くしかないですな」

と見解を述べている。この裁判は海外からも注目され、判決結果はBBCでも報じられた。

   国内には約5000人の彫り師がいるとされるが、今後の判決次第ではその多くが廃業に追い込まれる可能性もある。タトゥーを入れる自由や、文化や技術の存続を危惧する声もあがっている。

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