前原氏まで「アウフヘーベン」と言い出した それでも小池新党とは同床異夢か

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「希望」公認希望しない人の対応は「これから」

   それでも「解党」「合流」のリスクはくすぶっている。ひとつが衆院選の問題。小池氏は27日夜に出演したBSフジの番組で、「希望」への参加を受け入れる条件として憲法改正や安全保障に対する考え方を重視することを明らかにしている。民進党の中には、この2つの分野で「希望」とは違う考え方を持つ議員もいる。

   前原氏はこういった議員が「希望」の公認を得られるかどうかについて

「一緒にやってきた仲間なので、この仲間の公認を目指すということで、これから交渉していくことになる」

と述べるにとどめ、「希望」公認を受けられるか以前に、公認を希望しない人が出た場合の対応についても

「これから皆さん方のご意向をうかがうことになる」

とした。このままでは、いわゆる「リベラル派」の前衆院議員が無所属での出馬を余儀なくされる可能性がある。

   もうひとつが、今回の衆院選には直接関係ない参院議員らの問題だ。次回の参院選は19年夏に行われる見通しだが、前原氏は

「それまで民進党ということで参院議員を活動させるということは、現時点は民進党代表としては考えていない」

と明言。その上で

「したがって、衆院選が終われば、どういう組織にしていくかについては、内部で相談しながら決めていきたい」

と述べ、民進党全体が「希望」に合流する可能性に含みを持たせた。

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