人気アニメ「けものフレンズ」(けもフレ)の制作を手掛けた「たつき監督」の降板騒動で、作品のファンの間では「降板の撤回」を求める動きが過熱している。監督の続投を求めるネット署名には、開始からわずか4日で5万件以上の賛同署名が集まるほどだ。
しかし、仮にこうした「続投要請」が叶わず、たつき監督ではないクリエイターが続編を作った場合、ファンはそれを受け入れるのか――。この疑問について、J-CASTニュースがアンケートを実施した。はたして、その結果は。
「視聴したい」「視聴したくない」「現時点では何とも言えない」、最多は...
アンケートは2017年9月28日昼、ツイッターの投票機能を通じて実施した。質問の内容は、すでに制作が発表されているアニメの続編(第2期)について、
「たつき監督・ヤオヨロズが制作から外れた『けものフレンズ2期』、観たいですか?」
と問いかけるものだ。回答には「視聴したい」「視聴したくない」「現時点では何とも言えない」の3つを用意した。
なお、質問にある「ヤオヨロズ」は、たつき監督が所属するアニメーション制作会社。けもフレ1期のアニメ制作を担っていたが、アニメの制作委員会が27日に公式サイトで発表した文書では、今後のアニメ制作から「辞退」したと説明されている。
6時間にわたり投票を受け付けた今回のアンケートには、計1439票が集まった。それぞれの回答への投票内訳は、次のような結果となった。
「視聴したい」... 7%
「視聴したくない」... 43%
「現時点では何とも言えない」... 50%
「全く別のストーリーなら許せるかも」
最多票を獲得したのは「現時点では何とも言えない」。まだ騒動の詳しい経緯が明らかになっていないことや、仮にたつき監督が降板した場合の新たな制作陣も不明なことなどから、明確な回答を控えたユーザーが多かったようだ。
一方、「視聴したくない」(43%)と「視聴したい」(7%)の2択に絞って見ると、ネット上で活発な「続投運動」を反映する結果となった。やはり、独特なアニメの世界観を作り上げたとされるたつき監督が制作陣から外れることには、抵抗感を抱くユーザーが多いようだ。
実際、今回のアンケートを呼び掛けたJ-CASTニュースのツイッター投稿には、
「今後一切触れたくない、の選択肢も置いておくべきだと思いました」
「続編というのであれば視聴したくない。全く別のストーリーなら許せるかも、憎しみは残るだろうが」
「まあ『ダメすぎて見る気が湧く』とかもあるからなあ...」
といった制作陣の変更に否定的な反応が寄せられていた。