「あなたがまともな知事だったなら...」
その後も舛添氏の勢いは止まらず、27日夕のツイートでは、小池氏は「都知事を辞めないと今は言っているが、やはり辞めて衆議院選挙に出る可能性大」として、
「(小池氏は)出馬の最高のタイミングを狙っているのみ。首相への野心のためには、何でも犠牲にする(略)有権者は目を覚ませ」
との批判を展開した。
翌28日朝の投稿ではさらに一歩踏み込み、小池氏は都議会が閉会する10月5日以降に「都政を棄て衆院選出馬」するとの見方を示した。その上で、都政の行き詰りから「都知事職に嫌気がさしてきた」のではないか、などと皮肉っていた。
また、同日には小池氏が衆院選の候補者を集めるため、「『都民ファーストの会』や民進党の都議を『希望の党』の候補に鞍替えさせるという」とした上で、
「都政軽視、酷すぎる。国政改革どころか都政改革もゼロだ。都民を愚弄するものである。総理への野心のためには何でもあり。都政は踏み台にすぎない」
と怒りを露わにしていた。
また、舛添氏は28日放送の情報番組「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)にもVTR出演し、小池氏の行動を「今が良ければいいという感じなんですよ」と揶揄。その上で、小池氏が国政新党を立ち上げたことについて、
「このまま知事を続けても、総理に直接つながらない可能性があると思い始めたんじゃないですかね」
と揶揄していた。
こうした舛添氏の言動について、ツイッターやネット掲示板では「お前が言うなだけど正論は正論」「この件に関しては舛添氏は正しい」との賛同意見も出ているが、一方で、
「あなた方元都知事が蒔いた種だと言うのによく言いますよ」
「あなたがまともな知事だったならこんなことにならなかったのに...」
といった批判の声も目立っている。なかには、舛添氏が小池氏を批判するツイートを引用しながら、
「誰か知らんけどいいこと言うなあ。こういう人が都知事やればいいのに」
と皮肉の効いた冗談を飛ばすユーザーも出ていた。