「君の名は。」がハリウッドで実写映画化される、とのニュースに、ネットが早くも大盛り上がりだ。
東宝は2017年9月28日、16年に公開され大ヒットを記録したアニメ映画「君の名は。」が、米国で再映画化されると発表した。プロデュースには「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)なども手掛けた監督のJ・J・エイブラムスさんが、脚本には「メッセージ」(2016年)などのエリック・ハイセラーさんが携わるという豪華布陣だ。
「スタローンとシュワちゃんが入れ替わって...」
公開スケジュールなどはまだ明らかになっていないが、累計興収250億円(邦画史上2位)の大ヒット作だけに、期待の声が高いのは当然だ。
しかし「君の名は。」といえば、岐阜県飛騨地方を主な舞台の一つとし、伝統文化なども重要なキーとなっている、まさに日本ならではの物語だ。これが「ハリウッド」になると、いったいどうなるのだろうか――という疑問もあって、ツイッターなどでは早くも、ハリウッド版「君の名は。」の内容を妄想する人が続出している。
「口噛み酒がネイティブ・アメリカンに伝わる不思議な葉っぱになる可能性が微レ存......」
「瀧くん絶対退役軍人だわ レンズフレアぴっかぴかですわ」
「ハリウッド版君の名はとか絶対隕石を回避じゃなくて破壊する方向で歴史変えるじゃん」
「スタローンとシュワちゃんが入れ替わってなんやかんやで隕石破壊するアクション超大作でもいいよ」
「東海岸在住のインテリ女性と南の田舎でライフル担いでるレッドネックな貧乏男が出てくるんだろ?」
「たぶん隕石落下シーンで米軍が迎撃しようとして失敗する場面とか追加される」
プロデューサーは「アルマゲドン」脚本家
特に、プロデューサーのJ・J・エイブラムスさんは、地球に迫る小惑星の危機を描いた「アルマゲドン」(1998年)の脚本を手掛けたことで知られる。「君の名は。」も、彗星接近が大きな要素になっているという共通点もあって、「ハリウッド版」妄想でもこれを絡めた投稿が多く、
「とりあえずブルース・ウィリスが隕石止めると思います」
「絶対に三葉のお父さんが命を犠牲にして隕石の落下を阻止すると思う(ここでエアロ・スミスが流れる)」
「彗星に穴を掘って核爆弾を埋め込んで爆破するみたいな展開でしょ?」
などなど、「アルマゲドン」主演のブルース・ウィリスさんの出演や、RADWIMPSならぬエアロスミス主題歌説がまことしやかにささやかれている。
なお、「君の名は。」の新海誠監督は、今回のハリウッド映画化にこうコメントしている。
「『君の名は。』は、日本に暮らす僕たちのローカルな想像力、ドメスティックな技術で組み立てた映画です。そういう作品がハリウッドと交わることで、もしかしたら新しい可能性のようなものを見せてもらえるのかもしれない──そんな期待をしながら、完成を楽しみに待っています」