営業終了後にパーティを予定していた
いったい、当時の店舗では何が起きていたのか。入居テナントが起こした今回の問題について、パルコ本部(東京・豊島区)の広報IR室の担当者は26日のJ-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。
まず、スタッフの飲酒があった24日は、営業時間終了後に常連客を対象にしたリニューアル記念パーティが店内で行われる予定だった。しかし、閉店前に一部の招待客が店を訪れたため、通常の営業を続けながらアルコール類の提供を始めた。その中で、招待客だけでなく店舗スタッフも飲酒を始めてしまったという。
こうした事情を説明した上で、パルコ担当者は、
「今回は事前に受けていた説明とは違い、一般のお客様がいる営業時間中にスタッフが飲酒をするという不適切な状況となってしまいました。ステュディオス店舗側には口頭で指導した上で、本社(編注・ステュディオスの運営会社)にも今回の件を報告しました」
としていた。パルコ側では、現時点では「指導」以上の対応は考えていないという。
また、ステュディオスを運営するTOKYO BASE(東京・渋谷区)の担当者も取材に対し、上述したようなパルコ側の説明を事実だと認めた上で、
「お客様とスタッフの関係性によっては、顧客様と共に常識の範囲内でお酒を楽しむことは許容していました。今回は営業時間内であったため、一般のお客様への配慮がかけていました。不快に思われたお客様に対してお詫びを申し上げます」
とコメントした。
ただ一方で、こうした店舗側の説明に対し、スタッフの飲酒を告発したツイッターユーザーはJ-CASTニュースの取材に、パーティを実施しているとの説明は「全くもってありませんでした」と振り返る。続けて、
「店に入っても店員の対応はいつもと変わらず、そんな(編注・パーティ実施の旨)案内もございませんでした。いつもと違った雰囲気といえばやはり店の中に散乱した缶ビールの空き缶があったくらいですね...」
とも話した。その上でこのユーザーは、パーティの存在すら知らない一般客の前でスタッフが飲酒をしていたことについて、問題視されて「当然」だと改めて訴えていた。