安倍首相が小池新党に放った一言 挑戦状どころかエール?

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   安倍晋三首相は2017年9月25日夕方に記者会見し、28日に招集する臨時国会冒頭で衆院を解散することを表明した。解散にともなう衆院選は10月10日公示、22日投開票の見通し。

   安倍氏は衆院選が「厳しい戦い」になるとの見通しを示しながら、同日午後に東京都の小池百合子知事が立ち上げを発表した国政政党「希望の党」については表だった非難を避け、党名について「いい響き」とまで述べた。安倍首相が新党に秋波を送ったとの見方も出そうだ。

  • 記者会見で衆院解散を表明する安倍晋三首相
    記者会見で衆院解散を表明する安倍晋三首相
  • 記者会見で衆院解散を表明する安倍晋三首相

「国民の皆様とのお約束を変更する国民生活に関わる重い決断」

   安倍氏の説明によると、19年10月に予定されている消費税率8%から10%への引き上げ分の使い道を、財政健全化から幼児教育無償化などに変更する。安倍氏は

「国民の皆様とのお約束を変更する国民生活に関わる重い決断を行う以上、速やかに国民に信を問わねばならない、そう決心した」

と述べ、この使途変更を「大義」だと位置づけたい考え。

   安倍氏の会見の数時間前には、小池氏が国政政党「希望の党」の立ち上げ会見を開いたばかり。17年7月の都議選では小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が議席を伸ばし自民党は惨敗したが、安倍氏は国政に「小池新党」が発足したことについて次のように述べ、批判を封印。小池氏と「基本的な理念は同じ」とまで述べた。

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