都民ファーストの会との「二足のわらじ」の影響は?
小池氏は特別顧問として「都民ファーストの会」にも関わっている。「二足のわらじ」を履くことへの懸念については「その懸念はまったくあたらない」と否定。「顧問と代表とでシナジー効果を生んでいく」「都政に専念しているが、国政に壁がある。シナジー効果が生まれることで、都民がむしろプラスを感じられるようにしていく」と自信を見せた。また、都民ファは「現時点で地域政党」だとして、新党との合流を否定した。
小池氏は都議選後の7月3日、二元代表制への懸念から、知事に専念するとして都民ファ代表を辞任した経緯がある。その小池氏が国政政党の代表になるということで、ツイッターでは「都議選の時と同様、選挙終わったら『代表やめます。次の代表は...』ってオチ?」「国政よりまず都政運営もしっかりお願いしますよ」と疑問の声もあがる。一方で「自民党ではない選択肢を創れるのかどうか、期待しています」と前向きに見るツイートも見られた。
都議選で自民党の内田茂氏の後継として立候補し、落選した中村彩氏は25日、「都知事に専念するのは辞めたのか...。都民が舐められてて悲しいし怒り」とツイートした。
政治評論家の伊藤惇夫氏は25日「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)で、「若狭氏と細野氏が表に出た政党では勢いがない。いずれは小池氏が出てくるシナリオはできていたのだろう」とした上で、小池氏が使った「リセット」の意味について「簡単に言うと、あなたたちは後ろにいなさい、私が前に出るから、という意味ではないか」と推測していた。