「炎上」が起こる理由は存在する「適切な対応を」
掲示板には、
「参加者だけが共感してると思うのか?バカだなー」
「ネットに繋がった多数の人間が話題にするから炎上するんだろ。どうしても狙って炎上工作みたいな話にしたいのか」
「そうやって甘く見て開き直り、自滅したテレビ局がある」
などと書き込まれた。
ITジャーナリストの井上トシユキさんにJ-CASTニュースが9月25日に話を聞いたところ、まず、16年6月に国際大学GLOCOMの山口真一講師らが発表した過去1年間に「炎上」に加わったのは全体の1.1%(20~69歳の男女計4万504人が回答)という数字をベースに考えると、参加人数が急増していることが分かる、とした。また、3%という比率が高いのか低いのかは別として、15年末の日本国内のインターネットユーザーは1億46万人いて(総務省が16年に発表した『通信利用動向調査』)、単純に3%をかければ相当の人数になる。仮に8000万人が書き込みや拡散が可能とすれば240万人だ。
「ネット上のおかしな奴らが騒いでいるだけ、と相手にしなかったり、批判を鵜呑みしないこともあるかもしれないけれど、『炎上』が起こる理由は存在するし、言葉足らずの説明だったため、本心とは異なる誤解を受けていることもあります。『炎上』した場合はそれを受け止めて、適正な対応をすることが重要なんです」
と井上さんは話している。