AKB48グループ恒例の「じゃんけん大会」が2017年9月24日、日本ガイシホール(名古屋市南区)で行われ、福岡・HKT48の荒巻美咲さん(16)、運上弘菜さん(19)でつくるグループ(ユニット)「fairy w!nk(フェアリーウィンク)」が優勝した。2人は普段から喜怒哀楽をあまり表に出さないことで知られ、1980年代末に活躍し、無表情なことで知られた女性ユニット「Wink(ウィンク)」にちなんで「平成のウィンク」「21世紀のウィンク」といった触れ込みで出場。優勝の「ご褒美」としてメジャーデビューを決めた。
これまでのじゃんけん大会は個人戦で行われてきたが、今回からメンバー同士で自由にグループを組んで参加できるようになった。HKTは「じゃんけんに弱い」ことで知られてきたが、8回目にして初優勝を果たした。
「笑わないアイドルを作りたいと劇場公演で」...
じゃんけん大会には、総勢108組325人が参加。握手会イベントで行われた予選を勝ち抜いた48組157人が今回のイベントに参加した。48組を12組ずつ4つのブロックに分け、それぞれのブロックを勝ち抜いた4組の中からさらに決勝トーナメントを行い、優勝者が決まった。
優勝した荒巻さんと運上さんはそれぞれ3期生(13年デビュー)、4期生(16年デビュー)としてHKTに加入。HKTの中では比較的「妹分」で、毎年恒例の選抜総選挙で80位圏内にランクインした経験もない。2人は
「本当に信じられないんですけど、うれしいです」(荒巻さん)
「笑わないアイドルを作りたいと劇場公演のMCでも話したことがあるので、実現できてうれしい」(運上さん)
などと表情をほとんど変えることなく喜びを語り、デビュー曲には
「かっこいい、クールな曲がいい」(荒巻さん)
と期待を寄せた。