コンビニ客層の変化との関係
コンビニの客層は十数年前まで、若い男性客が中心だった。だが、最近では高齢者の客がじわじわ増えている。社会全体で若者が減る中、コンビニ自身が少量の総菜や高齢者向けの食品を充実化させるなどして、高齢客を呼び込もうという取り組みを強化しているのも一因といえる。
こうして高齢者の客が増える中、「シニア世代の店員は対応も丁寧で、温かみがある。地域の事情もよく知っていて、お客様から喜ばれている」(コンビニ関係者)との声が増えており、シニア世代が好まれる傾向が強まっているという事情もある。
シニア世代とはいっても、今やパソコンやスマートフォンの利用経験者も多く、「レジ打ちも一度覚えれば、それほど問題ない」との声もある。
今後、小売や外食業界では、シニア世代の店員が欠かせない存在になっていく可能性が高い。