アルゼンチンのサッカー1部リーグで、試合中のピッチに小型犬が乱入し、選手からボールを奪って華麗なドリブルさばきを披露する珍事があった。さらには、試合後の地元メディアのインタビューにも、この犬が選手を差し置いて出演したのだ。
まるでマンガのような一連の出来事に、インターネット上では「今まで見た乱入で1番可愛かった」「ドリブルがうますぎる」といった驚きの声が広がっている。
インタビューの様子は...
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで2017年9月16日(現地時間)に行われたサン・ロレンソ対アルセナル・デ・サランディの一戦。白熱した試合中のピッチに、突如茶色い小型犬が乱入した。
現地のスポーツメディア「TyC Sports」が公式ツイッターで一部始終を動画で公開しており、それによると乱入騒動は次のような顛末だった。
まず、小型犬はサン・ロレンソがコーナーキック(CK)を得た直後にピッチへ乱入。ゴール付近に転がっていたボールを奪うと、前足と頭を器用に使って華麗なドリブルを披露し始めた。
ドリブルは10秒以上続いたが、駆け寄った選手にボールを奪われ一度は中断。しかし、CKのためにボールが一度ピッチの外に放られると、犬はその方向に向かって一直線。キッカーよりも先にボールを奪い、再びドリブルを始めたのだ。
その後も、キッカーはCKを蹴ろうとするも、ボールに夢中な犬がそれを妨害する。結果として、会場のスタッフが2つ目のボールを用意し、犬の注意を引かせることでピッチの外へと連れ出していた。
さらに、試合の終了後には先ほどの「TyC Sports」が、乱入した犬への「インタビュー」を敢行。犬は「ワン」と数度吠えた後、記者が差し出したマイクに勢い良く噛みついていた。