「好きなこと」は何歳からでも始められる! 超元気スーパーシニア3人に学ぶ健康長寿術

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【健康カプセル ゲンキの時間】(TBS系)2017年9月17日放送
超元気なスーパーシニアに学ぶ、「フレイル」予防法

   「健康で長生き」はみんなの願いだが、最近、要介護一歩手前の状態である「フレイル」(虚弱)の高齢者が増えている。

   フレイルを予防するにはどうしたらよいか。番組ではオーバー80の3人のスーパーシニアが登場、健康寿命を延ばす秘訣を紹介する。ヒントは、3人の共通点が60代から「好きなこと」を始めたことだ。

  • 81歳の「海の若大将」(写真はイメージです)
    81歳の「海の若大将」(写真はイメージです)
  • 81歳の「海の若大将」(写真はイメージです)

60歳から運動を始めた81歳の現役ウインドサーファー

   番組では冒頭、恒例の健康クイズから。「『適度な運動』『バランスの良い食事』と並んで、健康で長生きするために大切な要素は次のうちどれか? お風呂の入り方・人との交流・睡眠時間」。答えは「人との交流」だ。

   最初に登場したスーパーシニアは神奈川県鎌倉市の海岸で、若者たちに交じってウインドサーフィンをしている中村明さん、81歳だ。ウインドサーフィンは背筋や腕力、バランスをとる脚力など全身の筋力を必要とする。見た目以上にハードなのだ。番組リポーターのお笑い芸人・深沢邦之さん(51)は趣味が筋トレの筋肉自慢。しかし、中村さんのボードのセイル(帆)を持ち上げて組み立てようと試みたが、重すぎてできなかった。この中村さんの「筋力」について東京大学高齢者総合研究機構の飯島勝矢教授はこう感心する。

飯島教授「81歳としては、かなりスゴイ。フレイル状態を相当予防されている方だなと思います」

   「フレイル状態」とは何か? 「フレイル」とは「虚弱」を意味する。今、高齢者の健康問題で注目されている言葉だ。「ものすごく健康でもないが、要介護ほど弱っていない状態」のことだ。「要介護の一歩手前」で、この期間をどう過ごすかによって健康寿命が大きく左右される。飯島教授は、フレイルかどうか自己チェックするテストを紹介した。「はい」か「いいえ」で答える。

【フレイル自己チェック】

(1)物忘れがすごく気になる。
(2)お茶や汁物でむせる。
(3)昨年より外出回数が減っている。
※(1)~(3)は「はい」の数を、(4)以降は「いいえ」の数をカウントする。
(4)健康に気をつけた食事を心がけている。
(5)野菜と主菜(肉または魚)を両方、毎日2回以上食べる。
(6)サキイカ・タクアンなどの固い食品を噛み切ることができる。
(7)1日30分以上の汗ばむ運動を、週2回以上1年以上続けている。
(8)歩行または同等の身体活動を1日1時間以上している。
(9)同年代の同性と比べ、歩く速度が速い。
(10)1日1回以上は、誰かと共に食事をする。
(11)自分は活気にあふれていると思う。

   スコアが6個以上あればフレイル状態の可能性が高い。しかし、「安心してほしい」と飯島教授は言う。

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