開幕まで4か月半ほどに迫った平昌冬季五輪。そのPRイベント「ソウル・京畿・江原共同主催日本ロードショー」が2017年9月23日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれ、プロフィギュアスケーターの安藤美姫さん(29)が登場した。
隣国で開かれる冬季五輪に「エールを送りたい」と話した安藤さん。好敵手だった韓国のキムヨナさんについても言及した。
世界選手権や五輪で競い合った末に...
平昌五輪は、2018年2月に開催される。フィギュアスケートやスキーなど102種目が17日間に渡って行われる。安藤さんは今回のイベントに来た理由について、
「お隣の国韓国と日本で、アジアのフィギュアスケートをキムヨナ選手と盛り上げたことがあり、今回韓国で開催されるということでエールを送りたいと思ったので」
と話した。
安藤さんとキムさんは過去に幾度も対決している。2007年に東京で行われた世界選手権、2010年のバンクーバー五輪、2011年にモスクワで行われた世界選手権などだ。2007年の東京大会では、安藤さんが金メダル、浅田真央さんが銀メダル、キムヨナさんが銅メダルという結果となっている。
対戦を重ねるうちに交流も深まったようだ。2013年12月8日に投稿された安藤さんのインスタグラムには、キムさんとのツーショット写真が公開されている。このときキムさんはクロアチア・ザグレブで開かれた大会で優勝しており、安藤さんは2位だった。インスタでは「おめでとうユナ、あなたと同じ大会で競えて素晴らしかった」とライバルを称えている。
さらに安藤さんはイベントで、平昌五輪を機にアジアの子どもたちへのフィギュアスケートやスキーの強化を願った。
イベントには安藤さんのほか、同五輪組織委員長のイ・ヒボム氏、ソウル特別市行政1副市長のリュ・ギョンギ氏、京畿道連立政府副知事のカン・ドゥック氏、江原道知事のチェ・ムンスン氏が登場。3つの市・道が平昌五輪に訪れる人たちに向けた観光PRを行った。