糖尿病が初めて1000万人を超える 予備軍入れると成人の5人に1人

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   糖尿病が強く疑われる成人が推計で1000万人に上ることが、厚生労働省が2017年9月21日に発表した「2016年の国民健康・栄養調査」でわかった。調査を始めた1997年の690万人から増え続け、初めて大台に達した。

   一方、「糖尿病の可能性を否定できない者」(糖尿病予備軍)も推計で1000万人おり、合わせて2000万人に。成人の5人に1人が糖尿病とその予備軍ということになる。厚労省は高齢化が進んだことが影響したとみている。

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40代男性で治療を受けている人は半数だけ

   厚労省の発表資料によると、調査は2016年10~11月、全国から抽出した約2万4000世帯を対象に行なわれた。そのうち成人の男女約1万1000人の血液検査の結果を20歳以上の全人口にあてはめて推計した。その結果、「糖尿病が強く疑われる者」(有病者)は12年の前回調査より50万人増えて1000万人に。男性の16.3%、女性の9.3%を占め、男女とも高齢になるほど割合が高くなった。

   治療を受けている人の割合は、前回より11.4ポイント増えて76.6%に。しかし、40歳代男性では治療を受けている人の割合が51.5%と、他の年代が70~80%台なのに比べ、突出して低かった。

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