早稲田実業の清宮幸太郎内野手(3年)が2017年9月22日昼、東京都内で会見し、「プロ野球志望届」を提出する意向を表明した。プロと大学、どちらを選ぶかが注目されていたが、決着した。
ファンの興味は早速、「どの球団に入るのか」に移った。ツイッターなどでは「待ってるぞ」「来てくれたら最高」などと、「取り合い」状態になっている。
清宮本人は「成長させてくれる球団」望む
史上最多とされる高校通算111本塁打を記録した清宮。実力は折り紙つきだが、9月上旬のU-18ワールドカップ出場時もプロか大学かで迷っていると明かすなど、決断が注目されていた。その中で、ついにプロ志望を表明。「王(貞治)さんの868本を目標に」とプロ野球の通算本塁打記録更新も意識した。
22日朝のスポーツニッポン(ネット版)の報道では、セ・パ12球団中、オリックス以外の11球団が清宮をドラフト1位候補の1人とした。また、今回の清宮の会見後、阪神の四藤慶一郎社長が球団事務所でドラフト1位指名を明言したと、スポーツ紙各紙が報じた。
清宮自身は会見で「12球団OK」の姿勢を明示し、「成長させてくれる球団」を望んだ。個別の希望球団が明かされていないだけに、どこに入るかはツイッター上でも大きな関心事だ。
「清宮阪神で待ってるぞ」
「DeNAに清宮くん来てくれたら最高なんだけどなぁ」
「神宮のヤクルトでお願いします」
「清宮くん本当にロッテでもええんか?」
「清宮君、ジャイアンツに行こうか。あのクソ打線を助けてあげて...」
長い目で見て清宮の成長を望む声も多く、「育成がちゃんとしてるところでしっかりと育て上げてほしいなぁ。広島やソフトバンク、日ハムあたりで」「育成下手なチームだけは勘弁だな どこの球団とは言わないけど」といった投稿がある。
「清宮ってファーストかDHだろ?」
一方、清宮の守備力を不安視する向きもある。一塁手以外は難しいとされており、「パでDHがいいな」「清宮ってファーストかDHだろ?日ハムかロッテぐらいじゃね?活躍できそうなの」と、指名打者制のパ・リーグに行くべきとする声が根強い。負傷などで一塁手のスタメンが固定できていない球団ファンからは、「ヤクルトのファーストは君を待っているで」などの声も漏れる。
チーム事情から、「ロッテはピッチャーがほしい」「ヤクルトに来て欲しいけどいま必要なのは投手なんだよな...」「西武はとにかくすぐ使える先発いけるいい投手が欲しい」と、打者よりも即戦力投手を優先的に獲得してほしいと、泣く泣く「諦める」ユーザーもいる。
その他「どこに入っても応援する」と見守る投稿もある。運命のドラフト会議は10月26日に開かれる。