女性ホルモン減少でリスク大幅増 更年期から気を付けたい「脳梗塞」

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更年期に高血圧が起こる原因は

   女性が気を付けたいのは、「更年期高血圧」だ。

   血管を守る働きがある女性ホルモン「エストロゲン」が更年期になると分泌が減少し、血管のしなやかさが失われ「動脈硬化」を起こす。動脈硬化が進むと全身に血流を回すのに負荷がかかるため血圧が上がる。高血圧が続くと血管の壁が傷付きやすくなり、傷にコレステロールなどの成分がたまって「プラーク」というふくらみができる。プラークが破れるとそこに血栓が作られ、はがれて脳の血管を詰まらせると脳梗塞となる。

   普段は特に高血圧ではないが、妊娠・出産時に高血圧や尿たんぱくが出た人は、更年期高血圧になりやすいので要注意だ。

   異変に気付くには、自分の血圧を把握しておく必要がある。自宅ではかる場合、朝起きてすぐ、まだ活動していない時にはかるのがベストだ。日中でも、5分ほど何もせずゆっくりした時にはかると、安定した数値が出る。

   家庭用の機器では、最高が135以上、最低が85以上だと高血圧が疑われる。病院で相談すれば、生活改善で様子を見ればよいか薬で治療すべきかわかるので、高血圧だと思ったら受診しよう。

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