イラン人の男性との婚約を発表したシンガーソングライターの泰葉さん(56)が、婚約会見で「イスラム教に入信します」と表明したことを受け、過去の「金髪豚野郎」発言が注目されている。
泰葉さんはかつてブログで、前夫で落語家の春風亭小朝さん(62)を「金髪豚野郎」と形容し、罵っていた。
「同じ神をあがめるのが大事」
泰葉さんは2017年9月20日、イラン出身で会社経営者のメィヒディ・カーゼンプールさん(36)とともに婚約会見を開いた。2人はフェイスブックで知り合い、ビデオチャットを通じて親交を深めたという。
報道によると、泰葉さんは会見のなかで、メィヒディさんがイスラム教徒であることから、結婚したら「イスラム教に入信します」と意向を表明。改宗の理由については、「同じ神をあがめるのが大事」だとした。結婚後の生活拠点はイランでも日本でもない、「第三国」を希望しているという。
このニュースを受け、ツイッターには、「イスラムの生活に耐えられるの?」など泰葉さんを案じる声があがった。1日5回の礼拝や断食など、イスラム教には様々な規範や戒律があり、生半可な覚悟では難しい。メィヒディさんを愛し、イスラム教を理解した上での決意とみられる。
「豚」はNG
イスラム教の戒律のひとつに、「ハラル(ハラール)」がある。ハラルとは「許されている」という意味で、神の教えに従うことになる。一般的に、豚肉や酒を含む食品の飲食は禁じられており、イスラム教徒にとってハラル食品のみを口にすることは信仰そのものともいえる。
泰葉さんと「豚」といえば、やはり小朝さんに対する「金髪豚野郎」発言の印象が強い。
自身も16年9月に開いた芸能活動再開の会見で、「みなさんの心から離れないキャッチを作ってしまった」と振り返っていたように、人々の記憶に強く刻まれているようで、
「これでいよいよ『金髪豚野郎』は口にしちゃいかんようになるね」
「前の旦那に言ったみたいに『○○豚野郎』なんて言っちゃダメですよ」
「イスラム教徒になるのは、豚野郎と無縁になる為か!」
などと反応するツイートも投稿された。