野田聖子の夫は「元暴力団員」報道 ネットでは賛否両論

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   野田聖子総務相の夫・野田文信氏(旧姓・木村)が「元暴力団組員」だと週刊文春が報じた。

   ここ最近スキャンダルが報じられた議員は、離党や辞職など何らかの「けじめ」をつけるケースが多い。野田氏にも「辞職論」が出ている。一方で「『元』だからどうでもいいだろ」として問題視しない声もあがる。

  • 8月の内閣改造で総務相に抜擢された野田聖子氏(画像は総務省のYouTubeチャンネルから)
    8月の内閣改造で総務相に抜擢された野田聖子氏(画像は総務省のYouTubeチャンネルから)
  • 8月の内閣改造で総務相に抜擢された野田聖子氏(画像は総務省のYouTubeチャンネルから)

「浮気よりあかん奴じゃん」

   週刊文春2017年9月21日発売号(28日号)によると、文信氏はかつて、京都の指定暴力団「会津小鉄会」傘下の「昌山組」に幹事として所属していた。昌山組は、組長が2000年2月に殺害事件で実刑判決を受け、同年3月に解散。文信氏は事件以前に組を抜けていたが、99年と05年に逮捕歴があり、それぞれ刑罰を受けたという。

   野田氏と結婚したのは11年。文信氏は「野田氏に対し、家庭内だけなく、政治的にも極めて大きな影響を与えている」との記述もある。

   こうした遍歴をもつ文信氏が夫とあって、インターネット掲示板では野田聖子氏への風当たりが強い。

「浮気よりあかん奴じゃん」
「よく元ヤクザなんかと一緒になるな」
「ヤクザは辞めてもヤクザ界からは縁は切れない」

「さすがに足洗ってるならええやろ」

   野田氏は「反安倍」の立場とされる。安倍晋三首相が再選した15年9月の自民党総裁選には、野田氏も立候補を模索した。だが17年8月の内閣改造では総務大臣に抜擢され、目玉人事の1人として注目を浴びた。その直後の今回の報道とあって、ネット上では進退をめぐる書き込みも目立つ。

「さっさと野田は辞職しろ」
「マジなら総理の目は消えたなぁ」
「総裁選すらもうムリだね」

   一方、文春記事によると、文信氏が野田氏と出会ったのは暴力団を抜けてしばらく経った07年。文信氏がオーナーの飲食店に野田氏が訪れた時だという。2人は11年、長男出産と同時に結婚し、文信氏が野田姓にかわった。

   「すべて処分を受けて、きちんと解決、済んだことなので」「(逮捕されたのは)出会う前の話ですし」。野田氏は入閣直後の17年8月5日、文春にそう語ったという。

   こうした関係から、ネット掲示板では野田氏の責任の所在に懐疑的な向きもある。

「なにが問題なの」
「さすがに足洗ってるならええやろ」
「元だからどうでもいいだろ」
「元暴力団だろうが外国人だろうが本人じゃないんだから」

   報道後、野田氏本人による説明はなく、「とりあえず会見開いてくれ」との書き込みも一部あった。

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