訪米中の安倍晋三首相は、米国時間の2017年9月20日に出席した国連総会で演説した。北朝鮮の核実験やミサイル開発、拉致問題について言及し、それらの解決のために国際社会の団結を呼びかけた。
安倍首相は、国際社会が過去に北朝鮮に対してとった対話路線は北朝鮮にとって「我々を欺き、時間を稼ぐため、むしろ最良の手段だった」と指摘。結果としてミサイル技術が発展し、核実験も継続していることから、「必要なのは対話ではない。圧力なのです」と主張した。
今後はより圧力を強めることで北朝鮮への資金・技術・物資の流入を防ぎ、核とミサイル開発を止めることが重要であり、その達成のために国際社会の結束が必要だと語った。