NHKは2017年9月20日、テレビ放送とインターネットの「常時同時配信」に伴う受信料について、当面は受信契約を結んでいればネットでは無料で視聴できるようにする方針を明らかにした。総務省の有識者検討会で表明した。
同時配信は受信契約を結んでいる世帯に向けた「放送の補完」と位置づけ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを常時同時配信できるよう、19年度のサービス開始を目指す。
一方、テレビを持たず、ネットのみで視聴する世帯への新たな受信料については結論を先送りにした。受信契約が確認できない場合、メッセージ付き画面などの視聴に留めるが、災害時など広く情報を提供する必要がある際には、制限なく利用可能にするとしている。