【この差って何ですか?】(TBS系)2017年9月12日放送
「朝起きて顔がむくんでいる時とむくんでいない時の差」
朝起きて鏡を見ると、目元がはれぼったい、あごのラインがパンパン...。こんな顔のむくみ、少なからぬ人が経験しているだろう。
お酒を飲んだ翌日になることも多く、お酒がむくみに関係していると思われがちだが、実はお酒とむくみは無関係だ。朝起きて顔がむくんでいる時とむくんでいない時には、どんな差が潜んでいるのか?
うつぶせ寝でむくみやすく
そもそもむくみとは、皮ふの下の脂肪に水がたまっている状態だ。
皮ふと筋肉の間には皮下脂肪の層があり、ここに水がたまりやすい。多くたまると層がふくれ、むくみとしてあらわれる。特に女性は男性に比べて皮下脂肪が多いのでむくみやすい。
顔のむくみには、寝る時の姿勢が影響する。
寝ている間、下半身のむくみが重力で顔に移動するが、うつぶせで寝ると顔に水分が集まりやすく、むくんでしまう。むくみ予防の観点では、あおむけに寝るのがよい。
前日の夜に塩分を多く摂(と)ったかどうかも重要だ。塩分に含まれるナトリウムは水を引き込む性質があり、体に水がたまりやすくなる。塩分の摂り過ぎはNGだ。
飲酒するとむくむと思われがちだが、アルコールは利尿作用があるので脱水になりやすく、むしろ酒だけならむくみづらくなる。酒と一緒に食べるつまみが塩辛いものが多いので、これがむくみの原因となる。
お茶の水血管外科クリニックの広川雅之院長は、むくみを解消するオススメのつまみとして「キュウリ」「エダマメ」「ホウレンソウ」を挙げたが、いずれも塩はかけずに、とのこと。
MCの加藤浩次「塩をかけないエダマメなんかエダマメじゃねぇよな!」
広川氏はむくみ解消法として、鏡の前で顔を見ながら無表情と笑顔を交互に10回繰り返す「笑顔体操」も紹介した。酒のおともにはどうしても塩辛いつまみが欲しくなるという人は、こっちを実践するとよさそうだ。