「ソウルを危険にさらさない軍事的選択肢」って? マティス国防相は「方程式」解けたのか

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攻撃の最初の30分でソウル市民1000万人が死なない、という「方程式」

   実はつい1か月ほど前には、トランプ政権の一部では正反対の意見が出ていた。トランプ大統領の「右腕」として知られたホワイトハウスのバノン首席戦略官は、左派系ニュースサイト「アメリカン・プロスペクト」8月16日付のインタビューで、

「通常兵器(による攻撃)の最初の30分でソウルの1000万人が死なない、という方程式の一部を誰かが解くまでは軍事的解決はない」

などと軍事的選択肢を否定する発言をしていた。バノン氏はその2日後の8月18日に主席戦略官を解任されている。韓国メディアでは、マティス氏の発言は、バノン氏の発言を打ち消す狙いがあるとの見方も出ている。

   マティス氏はこの会見の中で、米軍の戦術核兵器の再配備について韓国側と協議していることも明らかにした。

   今回のマティス氏の発言との関連は明らかではないが、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相は9月4日に開かれた国会の委員会で、金正恩委員長を直接狙う、いわゆる「斬首作戦」について、「概念を確立中」としながらも、12月1日付で部隊を新設する考えを示している。

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